ソロで40時間くらいプレイした、モンスターハンターライズの感想

Posted on 火 30 3月 2021 in ゲーム

2021/3/26(金)にNintendo Switch向けに「モンスターハンターライズ」(以下、MHRISE)が発売されました
今回はそのレビューになります

どれくらいやったの?

ほぼすべて、Youtubeに挙げていますが、ゲーム上のタイマーだと約40時間になります
時間の内訳は以下の通りです

  • 0〜15時間→里クエ消化
  • 15時間→29時間→上位クエ消化
  • 29時間以降→闘技場、里クエ全クリ(未開放クエがあるかもしれない)、サイドクエスト消化

攻略スピードは早いのかどうかは不明です
動画ご覧になるとわかりますが、装備一式を揃えたりしているので、安定して攻略するのに必要な時間くらいかけてます
ちなみに使った武器は太刀のみです(これから双剣とか使う予定)

逆にやり残している部分は以下になります

  • オンラインプレイ(そのうちやる)
  • 集会場の下位、上位クエの消化
  • 装飾品(ほとんど使ってない)
  • 闘技場(2回位プレイしただけ)
  • ギルドカード編集

レビューに入る前に

早速感想をつらつらと書きますが、あくまでも一個人のレビューです
MHRISEはここもいいよ!とかある方は、是非ツイッターの方で教えて下さい

良かったところ

大まかに分けて以下になります

和風な世界観

記憶が正しければ、和風な世界観はモンスターハンターポータブル3の拠点だったユクモ村以来の世界観です
ですが、当時の和風とはまた、別の味が出ていて個人的には今回の方が好みです

まずは、忍び装束は何かグッと来るものがありますね・・・
今回の初期装備はオトモも含めて忍び装束です
これがかっこいいのです・・・!
地味に壁走りしてたり、壁を蹴って落ちるときの構えも忍びしてました
投げナイフを投げクナイにして、世界観を合わているのも良いです

団子屋とか、露店とか、エンディング後の宴とか、このあたりも個人的には推しポイントです
情景がたまらなく好きです

翔蟲システムが全体的に良い

本作一番の目玉といっても良いシステムの一つである、翔蟲ですがこれがとても良い
このシステムで以下のことができるようになりました

  • ハンターの移動自由度、機動力の上昇
  • 大型モンスターを一定時間操ることができる操竜による爽快感

とにかくどこでも行ける様になりました
基本的に高低差があっても、翔蟲を駆使すれば乗り越えられます
向かい側に飛び移りたいときも、翔蟲で飛び移る事ができます
どちらも練習がいりますが、割と簡単にできるかと思います
運搬時でも翔蟲のアクションは使えるので、平地なところではスタミナ消費無しで素早く移動することができます
ただし、勢い余って高い崖から落ちてしまうと、運搬物を落としてしまうので、それだけ注意は必要です

ハンティング中も、攻撃を受けた時になる吹き飛ばされ状態から翔蟲を使って受け身を取ることができます
納刀中であれば、素早く攻撃の判定外に移動したり、一気に間合いを詰めたり、飛びながら高い部位を攻撃したりと、全体的にスピード感が上がっています
個人的には機動力ある方が好きなので、とても楽しい限りです
鉄蟲糸技と呼ばれる、翔蟲を使った攻撃もあり、武器によっては攻撃の幅が増えています
私は太刀しか使っていないのでなんとも言えないですが、ヒットしたら複数斬撃が後から入る技がだいぶ好み(多分6段ヒットしているので、八刀一閃ならぬ六刀一閃)
この技が太刀のダメージソースになっているはず・・・(もっと火力の高い技があるかも)

鉄蟲糸技という技を一定回数、大型モンスターに当てると、操竜が行える様になります
過去作であった乗りシステムの発展形に近いかたちで、大型モンスターを操って壁にぶつけたり、別の大型モンスターがいるならそれに対して攻撃したりすることができます
攻撃には弱攻撃と強攻撃があり、どちらかをヒットさせるとゲージが貯まります
ゲージが貯まると、モンスターごとに設定された大技を打てる様になります
書いてて気づいたけど、2D格ゲーのシステムに似てるなw
基本的に部位破壊が狙えるくらいのダメージが稼げるので、積極的に狙っても良いと思います

オトモガルクの新たなオトモと移動手段の追加

今までアイルーを狩りのオトモとして連れて行くことができましたが、更にMHRISEでは犬のガルクを連れて行くことができます
アイルーは支援型(回復や罠設置、状態異常を狙う)なのに対し、ガルクは攻撃型(噛み付いたり、広範囲に攻撃もできる)です
ガルクが小型を倒してくれたり、大型モンスターの部位破壊、トドメを刺すことをしばしばあり、結構戦力としては有能です(過信は禁物)
この時点で結構使いやすい印象ですが、一番重宝しているのは、ガルクに乗って移動する事ができます
スタミナを気にせず狩場を駆け回る事ができ、移動手段はこれが一番です
ある程度の高低差も乗り越えることができる(大体ハンター2人分くらいの高さは問題なし)ので、移動で不憫なところはない印象です
目標に向かう場合は必ず使っています
ただし、流石に運搬時は使えず、強制的にハンターの足で移動することになります

ちなみに、ガルクにも武具があり、アイルーと同じ端材を使って製造することになります
武器と顔、胴体の3つで構成されているのは、アイルーと同じですね
最初からずっと使っていますが、もっと深堀りできる気もします

環境生物による基礎ステのバフシステム

参加しているクエスト限定ですが、ヒトダマドリと呼ばれる生き物にふれると、ハンターの基礎ステータスが上げられます
一度触れるとクエストが終了するまでその効果は持続します
確認できる強化要素は以下の4種です

  • HP
  • スタミナ
  • 攻撃力
  • 防御力

装備している花結で、1回あたりの強化量が決まっているので、自身のプレイスタイルや狩猟モンスターに合わせて変更するのもありです
私はずっと攻撃力が一番上昇する花結しか使っていませんでしたがw

このシステムのおかげで、やられてしまったときに寄り道をしてバフをもらってから再挑戦する事ができます
後、モンスターに向かっている間に寄り道してバフが使えるのも美味しいところです

後、私はあまり使いませんでしたが、猟具生物というクエスト終了までアイテムと同じ様に使える生物がいます
ハンターの体力を回復したり、大型モンスターの囮になってくれたり、アイテムの効果が強化したり、等色々あります
研究したら、罠とか使わずにはめられる・・・かもしれない・・・

微妙だったところ

逆に微妙だったところは以下になります

ボリュームが全体的に少ない

一番微妙だったところです
エンディングが本当に早いです
まさかここで終わるとは思ってなかったっていうくらい、タイミング的にもボリューム的にも早すぎだったと思います
確かに、パッケージのモンスターを狩ってからのエンディングの流れでしたが、撃退してから最後に狩猟とかもありませんでした
物語の中盤で初めてエンカウントして、2回目のエンカウントで即狩猟でエンディングだったと思います(間違っていたらすみません)

エンディング後もやり込める要素が全体的に少ない気がします
もちろん、勲章集めとかサブクエとかありますが、少し物足りなさを感じます
隠しクエストみたいなのもなさそう(クエスト消化したら、一定確率で受注できるクエストとかなかった気がする)です
少なくとも、自分の場合だと、里クエストは特定条件で出てくるクエストは無さそうな気がします
闘技場でのクエストも1つしか見かけてないような・・・
集会場はまだすべてのクエストをクリアしてないのでなんとも言えませんが、あまり期待はしていないです

操作ハンターにボイス(声優)が入ったことが活かしきれてない

過去作のハンターは掛け声や攻撃を食らったときの声等、1秒にもならない短さのボイスだけだったので、CAPCOMの社員がボイスを当てています
MHRISEでは、ハンターがちゃんと喋る様になり、声優が割り当てられる様になりました
ですが、これがほとんど活かしきれていないと思います
「てぇや!」とか「ぐぁ」とかしか喋らなかったハンターが「逃さない・・・」とか「100倍にして返してやる・・・」等を喋る様になりましたが、それだけです
ハンティング中にちゃんと声を聞いている人っているのでしょうか・・・?(少なくとも私は文章までちゃんと聞いてない)

せっかく声優を起用しているので、ストーリー中に喋らせても良かったのでは・・・?って思いました(パターン数ヤバそうにはなるけど)
前述のとおり、全体的にボリュームが少ないので、喋る機会が少なかったというのもありますでしょうが・・・

百竜夜行が全体的に飽きやすい

今回のクエストの種類に百竜夜行が追加されましたが、思いの外微妙でした
一番の問題は、モンスターの構成に関わらず、やることが1パターンになるところです
最初こそ苦戦はしたものの、コツさえ掴めばほとんど作業になります
基本的に拠点を攻撃してくるモンスターを優先的に攻撃して、後は拠点にダメージが入るところに近いモンスターを攻撃、反撃の狼煙が上がったら武器で攻撃すれば、ほぼ成功する気がします
上位はまだ1回しかしていないので、これが通用するかは検証の余地ありですが、行けてしまう気がします

もう一つ飽きやすくさせている要因は、何度倒れてもクエスト失敗にならないところです
自分が倒れる事によるクエスト失敗の緊張感がなくなってしまうのです
倒れた事による報酬のペナルティもないので、不屈のスキルを発動させておけば、最初に2回倒れてから挑むこともできるでしょう(未検証)
エリア移動も直ぐなので、あまり倒れて頭数が減ってしまうリスクも少ない気がします
多少の無理が楽に通せてしまうのも、作業感を思わせている気もします

エンディング後のコンテンツの終わり方が微妙

ここはネタバレになるので、簡単に書きます

過去作では、パッケージのモンスターを狩猟後、上位やG級のラスボスとして登場するモンスターを撃退、もしくは狩猟してハッピーエンドという流れでした
ですが、MHRISEは狩猟したけどまだ生きてる・・・?みたいなことを言い残しています
すごくもやもやします・・・
まだ途中の可能性がある(緊急クエストの条件を満たしてない等)ので、もう少しプレイしてみたいと思います
もしかしたら、アプデでエンディングが追加されるという話を公式でしていたので、そのために中途半端に終わらせている可能性はあります

闘技場コインが使えない・・・?

闘技場にいるクルルヤックを倒してコインをもらいましたが、武具屋にそれを素材とした武具が追加されていない気がします
こうなると、今のところは闘技場コインは集めてもしょうがない可能性があります
アプデでコインを素材とする武具が追加される可能性はありますが、最初から使えないのはどうなのでしょうか・・・?

これが原因で闘技場は全然進んでいません
闘技場から作られる武具は性能は高めになっていることはもちろん、見た目にもこだわった防具が多いので、結構がっかり感はあります

気になったところ、把握しきれてないところ

良いところでも微妙でもなかったところで、気になった点とか、まだ把握しきれてないところは以下になります

モンスターが全体的に弱めに設定されている?

MHWでハンターしていた人に多そうですが、全体的に弱めになっている気がします
自分の場合だとMHWで通常個体1体狩猟するのに20分以上、複数体で25分以上かかっていたのですが、MHRISEだとそれぞれ15分、20分位あれば大体狩れます
プラットフォームが異なるので、難易度をそれぞれのプラットフォームで調整したかと思いますが、結構ぬるく感じることがほとんどでした
事故で何度か失敗はしていたものの、MHWと比較したら、その回数は少ないと思います

各武器に追加された新モーション

太刀しか使ってないので、他武器の新モーションがわかってません
ガンランスはその機動力から、Twitter等でバズっているので、大体は把握していますが、それ以外は何も知らないです
巷の噂ではどれも高評価のようなので、太刀以外にも使っていた双剣、大剣、チャージアックス、弓辺りを使ってみようと思います
ガンランス使いではありませんが、Twitterのガンランス動画を見て使いたくなったので、後で使うことになると思いますw

亜種がいない

今の所、亜種が確認されていないです
リオレウス、リオレイヤ、フルフル等、元から亜種がいるモンスターもいないです
狩る種類が減ったものの、ボリューム不足感が否めない要因になっている気がします
後、武具のレパートリーも実質的に減ったことになるので、これも微妙です
勲章集めが若干楽になったくらいでしょうか・・・?

マルチプレイ

全くやってないので、これからやります
まずは、リアフレと一緒にやってから野良ハンターになろうと思います

総評

翔蟲や各武器の新モーションが好評だっただけに、ボリュームの少なさ、未完成品感のある内容だったのがもったいないところです
アプデでモンスターやエンディングの追加があるので、それらに期待するのと、そこに向けての準備が今という印象です
まだ買おうかどうか悩んでいるハンターは、今はまだ様子見が良いと思います
特にMHWでそれなりにやり込んだ人は、難易度的なところで物足りなさを感じてしまうので、様子見がよりよいです

ですが、今のところですべてやりつくしたわけではないので、私も色々やり込んで行きたいと思います